若武者育成塾 最終日の様子

SGH委員の大村です。
さて、若武者育成塾も最終日となりました。

驚いたのはなんといくつかの高校が朝5時半の段階から午前中の発表に向けてアクションプランの練り直しをしていたこと。
もちろん和歌山信愛チームも。
アシスタントとして入ってくださったアサヒビールの三谷さんの応援もあって、生徒たちも本気です。
きっとこういう時間が生徒たちを成長させてくれるのだろうと思います。

差し込んでいるのは夜明けの太陽の光ですが分かりますか?

そして、いよいよ発表。
生徒の主体性を尊重するためにということで、環境を守るアクションプランの作成には我々教員は関わっていません。
昨日の1次発表からどれぐらい上積みがあるのかと楽しみにしていました。
とにかく積極的な和歌山信愛チーム、最終発表も他の6校に先駆けて自ら1番目に発表すると宣言。

その内容は、高校1年生も「産業課題」のテーマとして扱っている、みなべ町の里山を用いて生物多様性を維持し、高品質の梅を栽培する永続可能な農法「梅システム」を使い、環境を破壊しながら発展してきた先進国の反省と後悔を踏まえて、これから発展する途上国に地球にストレスをかけない永続可能な農業や開発を行ってほしいということを伝える動画を作成し、途上国に届けることで環境を守りたいという壮大なアクションプランとなりました。ここから12月にアサヒビール本社で予定されている活動報告会まで、学業と両立しながら取り組んでいきます。

全国でたった7校、21名しか体験できないプログラム「若武者育成塾」。本当に生徒たちにとって貴重な体験となりました。
「本気の大人との触れ合いが生徒を育てる」という考えの下、SGHプログラムを運営していますが、このような様子を見ていると本当だなぁと強く感じます。
また、今回は他校の生徒との競い合いも成長に一役買ってくれたように思いました。同年代の他校の生徒との交流、今後のSGHプログラムに加味したい要素ですね。

また今後、このSGHページで「若武者育成塾」和歌山信愛チームの取り組みを紹介していきます。