京都市立西京高等学校のSGH報告会に参加してきました

SGH委員の鬼塚です。先日、SGH校の京都市立西京高校を訪問する機会を頂きましたので、ご報告します。
西京高校は、「社会に出てから本当の意味で役立つ力を身につけよう」という精神で教育を行い、そのため、SGH活動にも相当な力を入れておられます。
以前は中国に視点を置いていたこの高校、数年前にアジアに活動の場を広げ、現在はとりわけ「アジアのゴミ問題」に取り組んでいるとのことでした。
今回お邪魔したのは、その中間報告会です。報告会ではまず全体会として高校2年生のスピーチでした。生徒は、SGHのフィールドワークとして7つのコースに分かれ、実際に海外に赴きます。今回話してくれたのは、その7つのコースの各リーダーです。(ちなみに全体の司会も女子生徒がやっていて、リーダーもほとんど女子生徒でした。)
コースはシンガポール、マレーシア、上海、ベトナム、タイ、インドネシア、グアムです。特に、印象に残っているのは、あるリーダーが話してくれた「美しい観光地」の”光と影”です。実際に現地にいかなくては体験できない経験や情報を本当にたくさん得ることができたとのことです。また、ベトナムでは枯葉剤の影響を受けた患者さんの姿を目の当たりにして、泣き出した生徒もいるらしいですが、日本に帰ってその経験もちゃんと活かしていきたいという強い決意を表明しており、非常に感銘を受けました。
その全体会の後は、学校の廊下や教室内などで、ポスターセッションが行われました。生徒のみなさんが、熱心に自分たちが実際に経験したこと、感じたことなどを伝えようとしている姿はとてもすばらしかったです。

今年度アソシエイト校に指定された本学で、これから充実したSGH活動を進めて行く上でとても貴重な体験となりました。西京高校の生徒のみなさんや教職員の皆様に感謝しつつ、ここで得たものを本学の生徒に還元していきたいと思っています。