家庭科によるSGHプログラムの紹介

SGH運営委員の家庭科の矢野です。

SGH教育プログラムの一つとして提案した家庭科の「食」に関する体験を通して自国文化の尊重・理解を行い、互いを信頼関係で結ぶコミュニケーション能力へとつなげる取り組みとして、まずは「梅干つくり」を計画中です。

梅は中国が原産ですが、紀州は梅干しの生産地としてよく知られ、この地で生産される南高梅と呼ばれる品種の梅を用いた梅干は県の推薦優良土産品に指定されています。先日株式会社TREEの水野様の話を伺い、みなべの梅栽培から和歌山の明るい未来に対する情熱を感じることができました。しかし、梅干を作る話を進める中で、「酸っぱくてあまり好きではない」「食べる機会が少ない」「毎日1個は食べている」「酸っぱくないと梅干じゃないよ」と様々な意見がありました。和歌山の特産品でありながら、なかなか口にする機会が少ない生徒も多くいました。

そこで、自分たちで作ってみよう。作る工程も知ってみようということで、6月下旬に梅を購入して初挑戦です。

本当は高校1年生全体でチャレンジしたかったのですが、今年度は家庭科クラブを中心に希望者を募り、塩漬け⇒梅酢⇒土用干しの工程で進めてみようと思います。しっかり日本の文化を理解したグローバルリーダー育成のために頑張ってみます。また、途中経過はこのページで報告させていただきます。

さて、話は変わりますが、先日あらかわの桃農園の先生が摘果された桃を利用する方法がないかと約5㎏を持ってこられました。さっそく家庭科クラブのメンバーとあれこれ調べて、考えて

1 そのまま砂糖漬け

2 皮をむいて砂糖漬け(桃が小さいのでずいぶん時間がかかりました)

3 塩もみして2度ゆでる。その後桃を取り出しシロップを煮詰め桃を元に戻す。

の3種類を作ってみました。今は冷蔵庫でねかせています。試食は中間テスト後です。ワクワク ♫