昨年度末で3年間の指定期間が終了した「地域との協働による高等学校教育改革推進事業(グローカル型)」の「研究開発実施報告書【第3年次・最終年度】」が完成いたしました。
本事業の指定期間の3年間のうちの2年間に関しては新型コロナウイルスの影響を受け、本来行いたかったことの半分程度しか実施することができず、悔いの残る形とはなりましたが、その中でも創意工夫をこらし実施することができたのではないかという自負をもっています。
今年度から年次進行で実施される新学習指導要領のキーワードである「探究」。
「自ら学び、自ら考える力」の育成を目指す「総合的な探究の時間」の運営に際し、SGHアソシエイト校から足かけ9年間にもおよぶ取り組みによって、これだけの知見がすでに蓄えられていることは本学の大きな武器だと思います。
しかし、正直なところ、今年度になっても和歌山県に「探究学習の波」はまだ届いていません。
とはいえ、ほんの数年前新型コロナウイルスによってマスクが手放せない社会になったり、本当にロシアが戦争を起こしたりするなどと一体誰が思っていたでしょうか。
予測の難しい社会の中で、答えが一つとは限らない課題に取り組むという探究学習は、これからを生きる高校生にとって必要な学びだと思います。
150ページ以上にもおよぶ大作となりましたが、よろしければ御覧下さい。