カンボジア研修 3日目 報告①

おはようございます。
カンボジア研修4日目を迎えました。
皆体調を崩すこともなく元気にしています。

3日目の朝はカンボジアの南部の地方都市で教育支援、読書推進活動を行なっているシスター橋本先生のもとで迎えました。
まずは、朝食をいただくために近所の食堂へ。カンボジアの伝統的な朝ごはんである麺料理とお肉が添えられたご飯料理からの2択。カンボジアではあまり家庭でご飯を作る習慣はないらしく、次から次へと人がやってくるだけでなくテイクアウトも。麺のスープをスーパーのビニール袋のようなものに入れて、バイクで立ち去っていく様子はいつ見てもシュールです。

さて、本日の最初のプログラムは、現地小学生に普段できない授業を届けるプログラム。
学校は年末年始のお休みの期間に入っているのですが、20人程度の子供たちが集まってくれました。
最初に、前日の遅刻のせいで本来ならクリスマスミサの後のお祭りの時に披露していたはずの出し物を子どものたちの前で披露し、そして子供たちからもダンスを披露してもらうことでアイスブレイク。

さて、今回用意してきた授業の一つ目は、日本の伝統を伝えたいという思いから「書道」。「友」と「平和」という漢字を意味と書き順を説明しながらチャレンジしてもらいました。墨汁をこぼしたり、手を突っ込んだりとハプニングもありましたが、小学生たちは楽しそうに文字を書いてくれました。普段クメール文字という複雑な文字を書いているからか、初めてにしてはなかなか上手なのがおもしろかったです。

そして、休憩の後は理科的な思考も育てたいという生徒たちの意向もあり。2つ目には傘袋を使ったロケット作りの授業。普段図工的な授業はないため、作ってもらう間はなかなか上手く授業が展開しないところもありましたが、1人の子どもが飛行船を作り上げていざ飛ばしてみると、歓声があがり、自分も早く飛ばしたいと必死に。作り上げると教室を飛び出し、何度も何度もロケットを投げていました。また、2つも3つも作りたいという子どもたちも。今年もなかなか盛り上がった授業となりました。

そして、最後は今年度も各ご家庭から提供していただいた文房具をプレゼントして午前中のプログラムは終了しました。


子どもたちの喜ぶ顔を見ていると、まだまだ勉強したいのに文房具等が十分にないんだなと感じます。今年度はご協力ありがとうございました。次年度以降もどうぞよろしくお願いいたします。