地域協働事業(グローカル型)のプログラムの一環として、日本にいながら日常的に異文化交流を行うことができると応募したアジア高校生架け橋プロジェクト2期生として、Chhorn Chanratanakさん(Chanratanakが日本でいうところの名前になるのですが、カンボジアでも長い名前だと認識されており、「ナック」と呼ばれているということで、本学でも「ナック」と呼ぶことになりました)が8月28日(水)から7ヶ月間信愛に通うこととなりました。
ナックは現在15歳。我々大人の感覚からすると、縁もゆかりもない異国の地で7ヶ月間も暮らすなんて…と感じますが、本人はいたって平気なようで、笑顔がすてきなとても前向きな生徒です。
本日は登校初日ということで、全校朝礼で生徒たちに紹介したあと、本人から英語→日本語の順番で自己紹介をしてもらいました。
事前に自己紹介の内容を考えてきてくれていたのですが、日本語による自己紹介の途中で少し詰まったので、何に困っているのかと思ってメモを覗いてみると「うれしい」というところを漢字で「嬉しい」と準備してきていて読めなくなったようでした。いやいや、我々日本人も「うれしい」を漢字で書かないですから。しかし、そんなところからも彼女の向学心に富んだ一面を垣間見ることができました。
2限目からは高校2年生のホストファミリーの生徒のクラスに入って、普通に授業を受けました。
まだまだ日本語は分からないはずなので、正直なところほとんど何を話しているのか理解できない状態だと思いますが、本人は学校生活1日目は「楽しかった」との感想を。
信愛としても7ヶ月にも渡って留学生を受けいれるというのはほとんど経験がないことですので、試行錯誤の日々が続きますが、日本語や日本の文化を学びにきたナックにとっても、本学の生徒にとっても実りある期間にしていきたいと思っています。