おはようございます。「グローバル探究」の東京フィールドワークも3日目の朝を迎えました。
それでは、昨日の報告を。
昨日からいよいよフィールドワークが始まり、4人の生徒はそれぞれのフィールドワークに緊張しながらも出かけていきました。
昨日私が受け入れのお礼を兼ねて訪問したのは、茅場町にあるプラスティック循環利用協会様。
私が訪問した時には、プラスティックの再利用の状況について講義を受けているところでしたが、様々な方法におよぶプラスティックのリサイクルの状況についてじっくりと説明をしていただいていました。化学的な方法での再生にはコストがかかりまだまだ課題があることや、案外ペットボトルを欧米の方がプラスティックの再利用が進んでいないという現状など、私が聞いていても興味深いお話でした。きっとここからの探究活動におけるヒントを数多く手にしてくれることと思います。
午後からは都心から1時間ほど離れた高尾にある森林総合研究所多摩森林科学園を訪問しました。東京都と思えないほどのキレイな川もあり、里山のようになっているところに森林科学園はありました。
午前中は土壌調査等をさせていただいたようですが、私が訪問した午後からは農学博士の島田先生から生物多様性を維持する森林管理についての講義をしていただいていました。
以前は燃料や堆肥の確保のために人が伐採したり、下刈りし落葉採取するなど手をいれてきた里山が生活様式が変わり、管理されていない現在、素人考えでは自然林に戻り、多様性も維持されるのかと思っていたのですが、適切に手を入れた環境下で成立していた多様性と放置された結果生じる多様性とは異なるそうです。
ただ森林を守ればいいという単純なものではなく、目的と目標をしっかり定めた上で管理することの必要性が非常によく分かるお話でした。
ここでも、やはりここを訪問させていただいたからこその非常に贅沢な体験をさせていただきました。
お世話になった皆さま方、本学の生徒のために本当にありがとうございます。
なお、17時ごろを目処にフィールドワークを終了し、夕飯のために最集合をかけましたが、本日は生徒たちのリクエストから原宿に。
私にはさっぱり分かりませんが、BTSの誰それさんが訪問したというローストビーフ丼のお店で盛り上がっておりました。
切り替えをしっかりしながら非常に充実したフィールドワーク2日目となっております。
3日目は残り2名のフィールドワーク先を訪問し、報告させていただきます。