転職とミッション 藤原

信愛で働き出してから、随分長くなりました。

転職が当たり前の世の中で、一つの場所で働き続けるというのはむしろ珍しいことになっているのかもしれません。

転職について、異業種の友人とも話したのですが、彼女の職場でも転職は当たり前のようです。特に、私たちより年下の世代はどんどん転職していくそう。

彼女曰く、転職への価値観は、ちょうど私たちの世代が境目で、同性代から上の人は転職なんて考えたこともなさそうで、会社への帰属意識が高い。(一部の同世代がキャリアアップのために転職していく。)私たちより下の世代はキャリアアップやワークライフバランスの充実のために転職する(転職の罪悪感や不安は薄い)とのことでした。

これから社会に出て行く信愛の生徒は、どんなキャリアを築くのでしょうか。高校3年生のキャリア探究では、自分の「ミッション(人生の軸)」を見つけて、それに沿ったキャリア形成を目指すということをします。ここでいう「ミッション」は自己犠牲の上に成り立つ活動ではなく、自分が充実した人生を送っていくと、他者のハッピーに繋がるというwin-winの関係を作るものです。

信愛を卒業していく、していった生徒達には、探究の中で見つけた「ミッション」を軸に、人生のステージが変わっても充実した人生を歩んでほしいですね。そのための転職なら、おそれずチャレンジすればいいですよね。

先日、高校2年生がキャリア探究の導入の講義を受けました。その中で繰り返し言われていたのは、「キャリア探究のまとめは、『○○になりたい。○○大学に入学したい。』ではない」ということです。キャリア探究で追究したいのは、ミッション・人生のテーマです。職業や大学入学は、充実した生活を送るための手段であり、目的(ゴール)ではありません。

卒業式で歌う「大波のように」でも「漕ぎ出せ 漕ぎ出せ 世の海原へ」「飛び立て 飛び立て この広い空へ」と歌っています。高校卒業(=大学・専門学校入学・就職)はゴールではなく、また新たなスタートです。

ついつい「この大学に合格するためにがんばる」という目標を立てがちですが、2年生にはこれから、「その大学で何をしたいのか」「何のためにその大学に入学したいのか」を考えていってほしいなと思います。