病院で感じたこと。 林三千夫

最近、自分のことではなく、付き添いとして病院を訪れる機会が何度かありました。大きな病院には、小さな赤ちゃんからご高齢の方まで、実にさまざまな患者さんがいます。そして、その一人ひとりを支えるご家族の姿もあり、病院全体が多くの人であふれていました。
病院は、病や不安を抱えた人が集まる場所であり、決して楽しい場所ではありません。しかし少し俯瞰して見てみると、そこには多くの役割を担う病院スタッフの存在がありました。医師や看護師、技師、事務職員、会計担当など、それぞれが自分の役割を果たしながら、患者や家族一人ひとりに寄り添っている姿がとても印象に残りました。
一日病院にいるだけでも、一人の患者は多くのスタッフと目を合わせ、言葉を交わします。その何気ない一言や、ささやかな心遣いの中に、その人の人柄や考え方が自然と表れているように感じました。私自身も、看護師さんのちょっとした一言に心が救われる経験をしました。膨大な業務の中にあっても、相手に寄り添う心遣いに深く感服しました。

いよいよ共通テストが明後日に迫ってきました。和歌山信愛の高校3年生たちが、これまで積み重ねてきた力を存分に発揮してくれることを心から願っています。そして将来、人と人とが関わり合う社会の中で、相手の気持ちに寄り添うことのできる大人へと成長してくれることを、心から祈っています。