みなさんこんにちは、金森英岳です。本日は第2学期の始業式でした、久しぶりに生徒のみなさんの元気な姿を見ることができて、うれしくなりました。
ここ数年、毎年のように言っていると思うのですが、今年の夏は暑いですね。今年は本当に本当に暑くて、6月あたりから気温が上がり、猛暑日や熱帯夜と呼ばれる日が例年以上に多くありました。みなさん、体調を崩していませんか。
さて、2学期最初の百人一筆ということで、夏休みの出来事を書いてやろうっと思っていたのですが、今年の夏休みは、ほぼ何もしていない、何事もない、変化のない、怠惰な生活を送ってしまいました。
今回の原稿に困ってしまいました。ということで、いきなりですが『床屋のパラドックス』を紹介します。
ある村に、一軒だけ散髪屋があった。この散髪屋の店主は、次のような張り紙を出した。
「自分でヒゲを剃らない村の男性のヒゲは、必ず店主がお剃りします。
自分でヒゲを剃る男性のヒゲは、店主は剃りません。」
もし店主が自分でヒゲを剃らないとすると、張り紙の前半によって店主は自分のヒゲを剃らなければならない。
もし店主が自分でヒゲを剃るとすると、張り紙の後半によって店主は自分のヒゲを剃ってはならない。
ではいったい、店主自身のヒゲは誰が剃るのでしょうか?
みなさん、考えてみましたか?
パラドックスが生じているのが分かりますか?これは『ラッセルのパラドックス』を分かりやすく喩えた例です。では、また次回。