リージョン探究 フィールドワークに行ってきました!~国保野上厚生総合病院~ 片岡ちか

先週、高校1年生はリージョン探究のフィールドワークに出かけました。私は国保野上厚生総合病院と山間にある真国診療所を見せていただきました。1949年に開院した国保野上厚生総合病院は地域の少子高齢化にあわせて、2022年に病床再編し、急性期・慢性期の患者さんのための病床の多くを、地域包括ケア病床へと転換したそうです。つまり一般的に想起されるような、病気を患う患者さんのための病床を、病気がよくなって退院に向けて準備する高齢者のための病床に転換したということです。高齢で入院生活が長くなると、病気がよくなっても、すぐに自分で自宅に帰り、生活するということが難しくなります。医療的ケアやリハビリを病院で十分行い、またその人の住居も見て帰宅後に求められる支援もしっかり準備しなければ、自宅で自分らしく生活することは難しいのです。

このフィールドワークでたくさんの方にお話しを伺いましたが、どの方も、「すべての人が自分らしく生きていくために」という熱意をもってお仕事に従事されている様子が伝わってきて、医療従事者の方々への尊敬と感謝の気持ちを新たにする機会となりました。また、信愛生からぜひ地域医療を担う人材が育ってほしいという期待と願いもしっかり受け取りました。リージョン探究はまだまだ序盤。このフィールドワークで得た経験を生かし、医療の未来のために取り組んでいきたいと思います!