なぜ鉛筆で字が書けるのか? 佐藤佳子

今日から中3~高3生は1学期期末試験がスタートしました。

皆さんは試験のとき、鉛筆(あるいはシャーペン)で解答用紙に答えを書いていきますが、「なぜ 鉛筆で字が書けるのか?」というと・・

  • 芯の正体は「黒鉛(こくえん)」:よくまちがえられるのですが、「黒鉛」には金属の「鉛(なまり)」は入っていません。鉛筆の芯は黒鉛と粘土を混ぜて焼き固めたものです。黒鉛は炭素の一種で、「層状」になっていて、力が加わると簡単にはがれます。
  • 紙の表面は実はザラザラしている:紙は完全にツルツルではなく、細かい凸凹があります。
  • 紙の上に鉛筆の芯をのせて力を加えると・・:力を加えると紙にひっかた黒鉛の層が簡単にはがれる。→はがれおちた黒鉛は紙に落ちて残る。→それが文字や絵に見える、というわけです。

鉛筆で字が書ける・・って当たり前ですけど、ちょっとした科学のマジックとも言えます。実は「黒鉛」は今日実施された中学3年生理科のテスト範囲でした。

明日からは中1、中2も試験が始まります。

皆さんの努力に期待します!頑張ってね!