職業:学生 と書くからには…

仕事とは、つまり「困ってるよ〜」を解決すること

最近読んだコラムの一節に、こんな言葉がありました。

仕事というのはすべて「問題解決」である。

なるほど、確かにその通り。じゃあちょっと業界ごとに見てみましょう。

  • 飲食業 → 「お腹すいたよ〜」の解決屋。
  •  製造業 → 「これが無いと困るんだけど!?」をなんとかしてくれる救世主。
  •  IT業界 → 「こんなん人力でやってられるか!」を自動化してくれる魔法使い。

納得。

では、私の仕事を例に出すと…

  • 授業 → 「勉強できないよ〜」を助けるレスキュー隊。
  • 進路相談 → 「将来どうしよう…人生詰んだ?」を救う人生ナビ。
  • 校務 → 「学校がカオスすぎて回らないんですが」を黙々と立て直す舞台裏のプロ。

こんな感じでしょうか。

では、学生の仕事は何か?

それは、

「社会に出るための知識・資格が足りないよ〜」をなんとかすること。

つまり、勉強が仕事です。

さあ、ここからが本題。


「新人」という仮面と「プロ」という仮面

社会に出て働くと、「新人」になります。名札にも「新人」って貼ってあったりします。

でもそれは社内限定。

社外の人から見たら?

はい、「お仕事のプロですけど何か?」って顔して接しなきゃいけません。笑顔で対応、裏で検索。

つまり、入社1年目はこうなります。

社内:アワアワしてる新人

社外:自信満々のプロ(のフリ)

このギャップです。なかなかしんどい。

でも、だからこそ一刻も早くプロに育たなきゃいけないわけです。


じゃあ学生はどうなのよ?

じゃあ学生も一緒ですよね?

  • 小学生になった=勉強という名の「職業」に就いた。
  • 中学生=就職6年目。
  • 高校生=キャリア9年のベテラン。

なのに、

「まだまだ新人なんで〜(テヘペロ)」

…とか言ってたら、もう社会だったら怒られてるやつです。

6年目で「え、Excelの保存ってどうやるんですか?」とか言ってるようなもんです。


プロの基本スキル、それは「質問」

さて、問題解決の基本は何かというと、それは「質問」です

質問しないと、何が問題かすら分からない。

つまり、質問は仕事そのものなんです。

「質問=迷惑」なんて思ってると、もうスタート地点にも立てません。

質問っていうのは、

  • 無断欠勤しない
  • 前日の飲みすぎで遅刻しない
  • 部長がヅラでもツッコまない

と並ぶくらい、社会人としての基本セットです。


最後にひとこと

日本は義務教育のため、小学生という仕事に強制的に就かされます。

そのため、誰しも職業:学生としてのキャリアを6年以上有することになります。

もちろん、仕事=勉強の得意不得意はあるでしょうが、そこにプロ意識は必要です。

せっかくなら、「プロの技」見せてください。