旅行の準備     中めぐみ

信愛生の皆さん、中間テストお疲れ様でした!
GW明けすぐに、テスト期間に入り、あっという間のような長かったような2週間でした。まずは終わってほっと一息をつき、今週末は少しゆっくりとして下さい。

高校2年生は中間が終わった、ということはいよいよ!待ちに待った修学旅行ですね。
イタリア組も北海道組も、きっとこの週末に少しずつ旅行の準備を整えながら、わくわくそわそわするのではないでしょうか。
私も旅行が大好きで、特に旅行に行く前の旅行の計画や準備をしているときが一番楽しい瞬間です。
その土地の気候、おいしい食べ物、見どころから始まり、…海外ならその国の電気のプラグの形を調べるだけでわくわくします。
是非、出発前に色々調べ、旅行前のわくわくを楽しんでください。
ということで、イタリア・北海道にまつわる私のおすすめ小説・映画を紹介します。

・イタリア
 「天使と悪魔」  ダン・ブラウン著
 映画化もされた大ヒットシリーズのうちの1作です。この間まで行われていた教皇選挙・コンクラーベを題材に、バチカン・ローマを舞台に起こるサスペンスミステリー。小説は、上・中・下巻に分かれている長編なので、読書が苦手な人は是非映画でも。
ちなみに、全3部作になっておいて、この続きに「インフェルノ」という小説・映画があり、これはダンテの「神曲」をテーマとしていてフィレンツェが舞台です。これもおすすめ。

「冷静と情熱のあいだ」  江國香織・辻仁成著
これも小説と映画があります。30歳の誕生日にフィレンツェのドゥオーモで会う約束を学生時代にした男女の物語ですが、女性目線を江國香織さんが、男性目線を辻仁成さんが描いています。どちらか一方でも小説として面白いですが、是非両方セットで読んで欲しいです。フィレンツェの街並みの描写がとても美しくて、この小説を読んでからフィレンツェの街並みを歩くと、より一層その街並みの美しさを感じられると思います。

・北海道
「ゴールデン・カムイ」  野田サトル著
アニメと漫画、実写化映画もある人気作なので、既に見たことがある人が多いのではないでしょうか。明治時代末の北海道を舞台にした物語で、小樽も舞台として出てきます。アイヌの文化・神話のお話なども出てきて、アイヌの人々の自然との向き合い方・神話の世界観なども垣間見ることができ、面白かったです。

「塩狩峠」  三浦綾子著
これも小説と映画があるのですが、結構古いものなので、小説がおすすめ。
キリスト教をはじめ嫌っていた主人公がクリスチャンになるまでの葛藤、また信仰と愛に悩み続けた主人公が最後、電車の脱線事故が起こってとった行動に色々と考えさせられることが多いお話です。是非信愛生には一度読んでみてほしい名作の一つです。

その他にも、イタリア・北海道を舞台としたものはたくさんあると思います。是非自分なりに調べたり学んだりして、旅行前の時間も楽しんでください!