国宝展 かたひら

中間テスト1日目です。みなさん、自分の力を十分発揮できましたか?今日の出来がイマイチだったな~という人は、引きずることなく明日のテストに向かって気持ちを切り替えましょう!

さて、私は4月下旬から5月初めにかけて、国宝を満喫してきました。
まず4月に奈良国立博物館の「超 国宝-祈りのかがやき―」へ。そして5月には、大阪市立美術館の「日本国宝展」へ行ってきました。

まずは、奈良国立博物館(以下、奈良博)。開館130年を記念した奈良博最大規模の国宝展です。神仏にまつわる国宝が数多く展示されていました。その中でも前期の目玉だったのが、「法隆寺 百済観音像」と「石上神宮 七支刀」です。日本史の教科書や資料集には必ずといっていいほど掲載されている国宝です。百済観音像は木造なのですが、そのしなやかさと滑らかさには驚かされました。神秘的な雰囲気をまとう百済観音像の前では多くの人が手を合わせていました。七支刀は、百済から伝わったとされるものです。様々な解釈がありますが、300年ごろに伝わったそうです。グッズ売り場では七支刀のペンケースが売っていると聞いていたのですが、まさかの売り切れ!残念でした…

大阪市立美術館には、ゴールデンウィーク中に訪れました。向かうまでに道に迷い、動物園付近で右往左往してしまいました。6つに分かれた展示期間中に様々な国宝が展示替えを行うところも魅力的。何回も行かなくてはいけません!私が訪れたときの目玉は「金印」でした。「漢倭奴国王」でおなじみの、あの金印です。金印を見るためだけの列もつくられており、そこに並ぶと、目の前で金印を見ることが出来ます。小さな金印ですが、大きな存在感がありました。他にも、The縄文土器「火焔型土器」や本阿弥光悦の「舟橋蒔絵硯箱」など、有名な作品がいくつもありました。

国宝の魅力は、果てしない年月をこえて大切にされてきたことを感じられるところです。様々な災害や戦争の被害を免れて、今私の目の前にあるという奇跡に感動を覚えます。みなさんも国宝などの文化財を見る機会があれば、その奇跡を感じてきてください。