タローマン  淺野

ストレスが溜まった時、無気力になった時に何をしますか?
普段ならばゲームに逃げる私ですが、今は左手首を亀裂骨折しているため、Amazon Prime Videoをなんとはなしに眺めています。
そんな折に見かけた作品がこちら。

タローマン

1970年代風の特撮作品です。
大阪の万博記念公園にある太陽の塔の作者、岡本太郎の名言や作品がモチーフです。
芸術は爆発だ!の人と言えばわかるのでしょうか。
一話あたりが短く、シュールかつネタに塗れているので一見の価値ありです。
それはさておき、このタローマンのオープニング曲の1フレーズが今回のタイトルかつメインテーマです。

うまくあるな きれいであるな ここちよくあるな

元々は著書『今日の芸術』の内容です。
手先の巧さ、美しさ、心地よさは、芸術の本質とは全く関係がない、という話だそうです。
ここに淺野式の解釈を入れるとこうなります。

うまくあるな
自分は頭がいいと見せかけるよりも、素直に間違えた方が、何を学び吸収すればよいかが判断しやすい。
でも、人ってプライドがあるからうまく見せかけたいよね、困る。

きれいであるな
やたら綺麗に作ろう、見せようと努力する時間があれば、他の建設的なことができる。
でも、綺麗だと気分が上がるからやりたいよね、困る。

ここちよくあるな
人は楽に流れやすく、一度楽を知ると抜け出せないため、常に楽から一歩退いた方が良い。
でも、やっぱり楽なのって良いよね、困る。

子供にとっても、大人にとっても身をつまされる内容に仕上がっております。
社会に出ると色々なしがらみでできないことが増えるので、学生の内に色々試して失敗しておきましょう。

マイナスにとびこめ!