高校1年のiコース生の中に、動物に興味のある生徒が数名います。
その中でも、「病気のせいで遊びや食事などの行動に制限がかかった犬も幸せに暮らせるように、何かできないか」と考えている生徒がいます。その生徒が「老犬ホーム」という施設を見つけ、見学に行きたいと言うので、先日アポを取って見学に行ってきました。
お邪魔したのは、橋本市にある「アニマルレストハウス」という施設です。もともとは石材屋さんで、ペット葬やペットのお墓の事業も展開されている会社です。ペットの葬儀の際、多くの飼い主さまが、愛犬の介護が大変だったと話されていることを聞き、また、スタッフの方も老犬介護の経験があったこともあり、老犬ホームの必要性を感じ、老犬ホーム事業の提案、実現したそうです。
事業展開における考え方・プロセスが、まさに「探究」で目指す所で、生徒たちが将来社会に出たときに、このような形で探究活動の経験を活かしていってほしいなと思いました。
見学させていただいた日は、たまたま「ドッグ整体」というものをされていて、生徒はこちらにも関心を持ったようです。ドッグ整体は、都会の方では関心度の高い、ペットを飼っている人の間では当たり前になっている施術のそうです。整体施術をしながら家庭でのケア(マッサージ)のやり方を教えてもらい、ホームケアを通して、愛犬の不調を早期発見したり、今の症状の改善・現状維持をしたりできるそうです。また、ホームケアが愛犬との新たなコミュニケーションになるとも。
生徒の探究活動を通して、私も色々なことを知ることができ、刺激されています。
今週は、助産院に質問に行く生徒がいたり、東京の企業とzoomで話をする生徒がいたりと、生徒たちも少しずつ殻を破って進んでいます。がんばれ!