トイレ掃除  水原誉子

いよいよ入試シーズンです。信愛では今週の土日に中学入試が行われます。入試本番前には受験生の方に気持ちよく校舎を使ってもらえるように、全校生徒で大掃除を行います。我がクラスはトイレ清掃担当なのですが、本日は床磨きをみんなで頑張りました。(ありがとう!) きれいになったトイレを見ると、やはり清々しい気持ちになります。掃除は居場所がきれいになるだけでなく、心や気持ちもリセットされて整う感じがするので、私は清掃の時間が好きです。

トイレ掃除と聞くと、植村花菜さんの「トイレの神様」という曲をよく思い出します。10年ちょっと前くらいの曲なので、生徒の皆さんはあまり知らないかもしれませんね。この曲を聴いてトイレに神様がいることを知った方も多いのではないでしょうか。調べてみると、実は昔、多くの家庭でトイレの神が祀られていたそうです。トイレの神様は家族の健康を守る神様、あるいは出産の際に妊婦を守る神様として大事にされていたので、日本人には昔から神様のいるトイレを綺麗にする習慣がありました。ある地域では大晦日にトイレの前にお膳を供えて、一家全員で「お世話になりました」と挨拶をしたところもあるとか。本当にトイレに神様がいるかどうかは分かりませんが、毎日使っているものを大事に扱い、感謝の心をもって綺麗にすることを心掛けるのは、とても良いことだと思います。

明日も心を込めて丁寧に、みんなでお掃除頑張りましょう!