カトリック教会は2025年を特別な「聖年(ジュビリー)」としています。12月24日の夜、クリスマスミサの始めに、 通常、閉ざされているヴァチカンの聖ペトロ大聖堂の 「聖なる扉 」が教皇フランシスコによって開かれました。「聖年」の始まりです。翌々日、教皇はローマ市内の刑務所に赴き、刑務所内の教会の扉を象徴的に開く儀式を行われました。
「開く」、ということについての教皇のメッセージ。
「開く、開け放つ、とは素晴らしい行為です。たとえば、扉を開くことです。しかし、一番大切なのはそれが意味すること、すなわち心を開くということ、中でも心を希望に向かって開くことです」、「希望とは、岸につなぎ留めるための錨(いかり)のようなもので、わたしたちはロープで陸地とつながっているのです。希望を手放してはなりません。これはわたしたち皆へのメッセージです」、「時にはロープが固くて手が痛くなるかもしれません。しかし、ロープをしっかりと握りしめ、岸を見つめてください。錨がわたしたちを岸に近づけてくれます」
2025年が皆さんにとって希望の年となりますように。