英語できない族の嘆き  淺野

私は英語が苦手です。

中学・高校と英語の授業をサボり倒した結果、語彙力が貧弱なことがその要因です。
当然、大学・大学院では研究をする際に英語の論文を読まねばなりません。
これがなんとも苦痛でした。
私が1時間かけて1本の論文を読む間に、同期の研究室仲間が4~5本の論文を読んでいるわけです。

あぁ、なぜ私は真剣に英語を学んでこなかったのだ!

2年かけて、ようやく自分の専門分野の論文であれば1本10分程度で読めるようにはなりました。
しかし、日常会話×、英作文×、専門分野以外の英語読解×、と惨憺たる有様のままです。
ここで疑問に思うのが、

「研究に邁進していた6年間を経ても英語が身に付かなかったのはなぜ…?」

もうすぐ3歳になる息子の言語習得過程を観察していて気付いたことがあります。

子:1~2歳の間に日本語に触れていた時間=7300時間
(1日10時間×730日)

私:22~28歳の間に英語に触れていた時間=900時間
(1週3時間×50週×6年)

結論:圧倒的な時間不足

文献で調べてみると、語学を身につけた、と言えるレベルにするには約3000時間が目安だそうです。
うーむ…。
ちなみに中学1年~高校2年終了時までにマスターしようとすると、
1年あたり150時間程度の授業×5年=750時間。
残る2250時間分を自習しなければいけない計算です。
これを365日×5年で割ると…

毎日休みなく75分程度の自習が要求される。

これはしんどい…!
逆に言えば、毎日75分やれば嫌でも英語ができるようになる…?