こんにちは。
情報科の吉田です。
突然ですが、下の動画を再生してみてください。
月の満ち欠けに見えますか?
実はこれ、月を撮影したものではなくCG(コンピュータグラフィック)、つまりバーチャルです。とはいえ、月の画像やディスプレイスメント(凸凹の情報)はNASAが公開している本物の月のデータを用いました。Blender を使えば、このような動画が簡単に作れてしまいます。
情報という科目はとても守備範囲が広く、高校生にとっては見たこともない、わかりにくい概念がとてもたくさん出てきます。といっても実はみなさんが日頃iPadやスマホ、パソコンなどを操作するときにその裏側で起こっていることを説明しているだけなんですけどね。
それで、情報の授業をできるだけわかりやすくするために、3DCG(3DのCGつまり立体のCG、そのままですね)を活用しようと考えています。人間は本能的に動くものに興味を持ちますので、動くものを作ると興味をもって勉強してもらえると思っています。3DCGを作成するにはいろいろ方法がありますが、私は最近Blender というソフトの使い方を勉強しており、上記の月はその練習として作ったものです。
この動画はフレームレート24fps、300フレーム の動画です。今日情報のテストを受けた高2の生徒なら意味が分かりますよね。
Blender はオープンソース、つまり無料で誰でも使うことができますので、興味があれば使ってみてください。普通のパソコンで使えますが、少々高スペックが要求されますので注意してください。
Blender は日本にも愛好家が多く、YouTube で「Blener」と検索すると、日本語でいろいろなレシピを閲覧することができます。テストが終わったらぜひ見てみてください。
簡単に作れる、とは言いましたが、情報Iで習う内容くらいは理解しておいた方がいいですよ。
まだまだ初心者なので大したものは作れませんが、腕を上げればまた報告します。
参考
https://svs.gsfc.nasa.gov/4720
https://www.blender.jp/