スタンプラリー  岡本真由美

先日の百人一筆で、中谷先生がコンプリート癖のお話をされていたので、それに便乗してお話ししようと思います。

中谷先生の壮大なスタンプラリーにはとても敵いませんが、先日、スタンプラリーに参加してきました!(しかもそれは中谷先生も一緒に行きました)今年の大河ドラマは紫式部が主人公ということで、卒業論文が『源氏物語』だった私は、最初放送されたあたりは、「どんなものかな?まぁ見てみるか」くらいの気持ちで見始めました。しかし、回を追うごとにどんどん面白くなっていって、すっかりのめり込んでしまいました。見ている人は分かると思うのですが、一条天皇が素敵すぎて、出てくるシーンを何回も見るほどでした。(毎週録画しています)作中ではもう亡くなってしまって、すっかり一条天皇ロスです…

さて、その大河ドラマのおかげで、今年の博物館・美術館は源氏物語ラッシュです。色々なところで展示や特集がされていて、私としては嬉しい限りです。その中で、大津市が紫式部ゆかりの地、ということでやはり様々な特別展が開かれています。そこで「紫式部ゆかりの大津 大津市歴史博物館・三井寺・石山寺を巡ろう!源氏物語と大津スタンプラリー」が行われていることを知り、これは絶対行きたい!と思っていたのです。平日が空いているだろうということで、先日の創立記念日に行ってきました。3か所くらいすぐ回れるだろうと思っていたのですが、お寺は閉まる時間が早くて、最後の石山寺でスタンプ設置場所(しかも階段と坂を登った先にある)までダッシュで向かうというハプニングもありつつ、無事にスタンプラリーを終え、お目当ての散華をもらうことができました。

高2以上の人は分かると思うのですが、教科書にも載っている『源氏物語』「若紫」の超有名な垣間見のシーンです。石山寺は、紫式部が『源氏物語』の着想を得たという言い伝えが残っている、『源氏物語』と縁の深いお寺です。以前にも訪れたことがあったのですが、こうやってスタンプラリーという機会のおかげで再訪できて、とても楽しい1日となりました。

スタンプラリーの景品につられて行ったのですが、新しいことを知ったり、初めての場所に行ったりすることはとても楽しいことです。何がきっかけでもかまわないので、生徒のみなさんも新しいことに触れたり、知らないことを調べたりすることにぜひチャレンジしてもらいたいと思います。