きょうは大学見学、職場体験、高野山研修と行事デーでした。その一方、高校3年は模擬試験を行いました。9月からほぼ2週間ペースで模擬試験と定期テストが続くタフなスケジュールでしたが、どうにか乗り切りました。そこに結果が伴えば自信に繋がるのですが、果たしてどうでしょうか。
さて9月、元・大リーガーのイチローさんが率いる野球チームと女子の高校野球選抜チームが試合を行いました。今年は(も)大谷翔平選手が大リーグで大変活躍されましたが、イチローさんも、大リーグで数々の記録も打ち立てた名選手の一人で、私とほぼ同年代です。
そのイチローさんが、この女子選抜チームの選手と対談を行った記事が載っていました。以下はその一部の抜粋です。
選手「野球選手に限らずスポーツ選手は“心・体・技”の3つの練習をすると思うのですが、“心”のトレーニングで意識しているトレーニングはありますか?」
イチロー「今、引っ掛かったのは普通“心・技・体”だけど、“心・体・技”というのは普段からその順番を大事にしているって事?」
選手「自分達は監督から『心・体・技』の順番で教わっています」
イチロー「そうなんだ、それはユニークだね。面白い考え方だね。“心・体・技”…僕は実は一番に来るのは“体”だと思うんですよ。“体・心・技”、順番で言うとそうかな。でも一番にくるのは“体”なんだよね。“心”が整っていても、例えば“体”がそもそも動ける状態じゃなかったらできないでしょう、プレーって。だから、元気でいることはすごい大事なことなんだよね。僕はあくまでも“体”が大事だと思っていて、“心”、もちろん大事なんだけれども、それは大前提として。だって、怪我していたらプレーできないでしょ…だからそれを大事に僕はしている。」
「心」「技」「体」に優先順位をつけることは難しいことですが、中学生・高校生の時に豊かな「心」と多くの「技」を身につけて充実した毎日を送ろうと思えば、まずは健康な「体」があってこそ。しかし、この健康な「体」は与えられるものではなく、きちんとマネジメントして得られるもので、疎かにすれば「心」「技」が得られる、発揮できるチャンスを逸してしまうことになりうると、この対談記事を読んで、改めて思いました。
大学受験も試合と同じです。ベストコンディションでベストパフォーマンスが発揮できるように、高校3年生は、迫りくる入試までのリミットのなか、日々の勉強に取り組んでいます。
あすで共通テストまでちょうど70日になりますが、まだ十分時間があります。焦らずに、体調を崩さずに、と願うばかりです。