こんにちは。吹奏楽同好会の東です。
先日本校では芸術鑑賞会があり、今年は『12人の怒れる男たち』という作品を観劇しました。劇にはほとんど馴染みのない私にとっても大変すばらしく、そしておもしろく、あっという間の2時間弱でした。良さを味わい尽くすだけの感性がこちらに備わっていなかったことが唯一残念なところでした。その劇の中で使われていた音楽の一つにジュピターという曲があったのですが、私はその曲が大好きで、今日はそれについて少し語ろうと思います。
平原綾香さんが歌うジュピターは聞いたことがある人も多いと思うのですが、この曲は実はホルストというイギリスの作曲家が作った組曲『惑星』のという管弦楽曲の中のフレーズから作られたものなのです。元になった組曲『惑星』は、水星から海王星までの地球を除いた7つの惑星がそれぞれの楽章のタイトルになっており(順番は違うのですが)、「火星 戦争をもたらす者」、「金星 平和をもたらす者」のように副題が与えられています。「木星 快楽をもたらす者」はその中でも特に有名で、様々なシーンでよく演奏されています。吹奏楽でもコンクールやコンサートで扱われることが多く、皆さんがよく知っているメロディ以外にも魅力的なフレーズがたくさんあり、聴きごたえ抜群のとてもダイナミックな曲です。
劇の余韻に浸りながら、ぜひ劇中の音楽にも興味を持って聴いてもらえたら嬉しいです。芸術の秋を一緒に楽しみましょう。