先生も日直   大村寛之

現在中高ともに中間試験期間に入っています。生徒たちは「地獄の2週間」などと口々に文句を言っていますが、放課後の学習会では、時折切り替えが遅いときはあったりするものの、結構真剣な表情で、黙々と学習に励んでおり、その姿を見るとうれしく感じます。

さて、表題の通り、本日は私は「日直」でした。日直といえば、それぞれのクラスでも2〜3週間ぐらいで1度回ってくる当番で、授業後の黒板を消したり、日直日誌を書いたりするものですね。
実は我々教員にも日直があるのです。
主な仕事は、職員朝礼の内容、生徒の出欠状況、出張の先生などを書き留めておく日直日誌の記入と、下校放送の時に戸締りを行いながら、校内を見回るというものです。
ちなみに、試験期間中の今は、職員室の清掃がなくなるため、職員室内のゴミを集めたり、(軽〜く)職員室内の清掃をするというお仕事も追加されます。
なお、さすがに日曜日はないですが、長期休暇中も日直はあります。

日直日誌には、各クラスの出席を記入した後、出席率というものを記入します。本日の出席者数÷在籍生徒数で求めるのですが、本日の出席率は93.0%。テスト前なのに、少し体調を崩した人が多かったのでしょうか。急に涼しくなったことも関係しているのかもしれません。これまで20年以上教職生活をして幾度となく日直をしてきましたが、いまだこの欄に100%と記入したことはありません。定年までに1度ぐらいは100%と書いてみたいものです。

そして、校内を回る18時になりました。ようやく秋が感じられるようになり、日が沈むのも早くなってきています。
生徒のいる校舎はそれほどでもないですが、特別教室の多い3号館はまあまあ真っ暗。
しかし、人気のない学校というものはそこはかとなく怖いものです。
創造力というよりも妄想力豊かな私にとっては、そんなことあるはずもないのに、扉の鍵が突然閉まってしまったら…とか、その角から突然何かが飛び出してきたら…などと勝手に考えてしまい、少々怯えながら担当場所を回ってきました。そして、最後に日直日誌にハンコを押して教頭先生に提出したら、今回の日直も完了です。