皆様こんにちは。今年度から大変ありがたいことに、夢の合唱同好会顧問に就任いたしました、遠田です。
私は合唱が大好きです。いくつもあるその理由の一つとして挙げられるのは、名作と言われる様々な詩や文学に出会い、深く味わえることです。
多くの場合オリジナルの歌詞が用いられるロックやポップスとは異なり、合唱曲の歌詞には大抵既存の詩や文章が用いられます。有名な詩が用いられることも多くあり、あまり文学になじみがない私は、合唱曲を通じて初めてこれらの詩に出会い、時には演奏中に涙するほど、深く感銘を受けてきました。
特に、宮沢賢治の詩は、複数の作曲家によって合唱曲となっています。私も何度か演奏の機会があり、「永訣の朝」を歌ったときは耐えがたいような別離の苦しみに悶絶する一方で、「春と修羅(序:わたくしという現象は~)」を歌ったときは宮沢賢治の独特な世界観と卓越した知識量、さらには自分の教え子たちへの底知れぬ愛情に圧倒されました。
(実は教師を志した理由の一つに、合唱を通じて出会った宮沢賢治に憧れたから、というのがあります)
他にも、教科書にも掲載されている高村光太郎の不朽の名作「レモン哀歌」や強烈なメッセージ性を持つ茨木のり子の「自分の感受性くらい」、カエル語(!)でつづられる草野心平の摩訶不思議な人生哲学「ごびらっふの独白」…など、合唱により様々な詩と出会いました。そしてそれらは、心の宝物として、今後一生を彩ってくれるものだと考えています。
さて、中間テストも明け、中・高1年生は来週から部活動が解禁されます。
合唱同好会は、部員大募集中です!!
合唱同好会では今までの伝統を大切にしつつも、より色んな曲を扱い、発表の機会を設けることで、生徒の皆さんの「心の宝物」を増やしていけたら、と考えています。
毎週月曜15:45~17:00、土曜14:00~15:00、いずれも音楽室小(1号館5階の音楽室)で活動しています。
1年生以外の皆さんも大歓迎です!一緒に歌いましょう♪
ビバ合唱!!