今、現代文の授業で、夏目漱石の『こころ』を読み進めている。
先生という「私」と、友人Kとの下宿屋のお嬢さんを巡る恋にまつわる話である。
今日はこのあたりまで進めようとちょこっとテキストに印を付けておくのだが・・・
クラスを間違えてしまった。
うっかり!Kの死を暴露してしまった。
「あかんやん、ネタバレやん!」
「えー、Kって死ぬん!」
何人かの生徒からの大ブーイングにしどろもどろ・・・。
長い小説の核心をバラした後の授業は、なんとも味気なくなってしまった。
授業の始まりに、前時の復習をパラパラしゃべったのがいけなかった
「覆水盆に返らず」とはこのことだなと痛感しました。
生徒の皆さんは、興味深く授業に取り組んでいるのだなと嬉しかったですが、
せっかくの盛り上がりを欠いてしまって、みなさんすいません。
『こころ』も残りわずか、ネタバレを補う単元の締めが出来ないか策を練っている