みなさんこんにちは!ソフトテニス部顧問の林です。
「春の高校センバツ」
といっても甲子園ではないです!!高校野球ではないです!
3月の春休みに、様々な競技で全国大会が開催されていました。ソフトテニスも全国9ブロックから選抜された36校が、愛知県名古屋市の日本ガイシホールに集結し、春の高校団体日本一を争いました。
正式には「第48回 全日本高等学校選抜ソフトテニス大会」といいます。和歌山信愛は、昨年の夏の全国大会であるインターハイで団体優勝しましたが、その時の3年生は、先日、卒業してしまいましたので新チームで臨む初の全国大会ということになります。
それだけに、メンバーの変わらない春夏連覇よりメンバーが大きく入れ替わる夏春連覇の方がはるかに難しいと言えます。しかし、今年のチームは、接戦を確実に勝利へともっていける勝負強さがありました。何度も訪れるピンチの場面でも、選手、応援が一体となって笑顔を貫いていました。
特に須磨学園高校(兵庫)との決勝戦は感動的でした。須磨学園高校は、大会前に行われた全日本私立高校選抜大会で優勝しており(和歌山信愛が決勝で負けて準優勝)、今大会も決勝戦まで圧倒的な強さで決勝戦に駒を進めてきました。
決勝戦は序盤から、完全に須磨学園高校のペースで進み、相撲でいえば土俵際、野球でいえば9回2アウト、サッカーでいえば、1点負けていてのアディショナルタイム…。いわゆる大ピンチ…。そこから1本粘り、また1本粘りと粘っていく中で、徐々にペースが信愛に!気がつけば大逆転での優勝でした!
いつも思うことなのですが、人間の体が口から入れたものでできているのと同じで、信愛での授業をはじめとする学校での時間、友達や先生方と過ごす時間、また、スポーツ以外の様々な分野で頑張っている信愛生たち、大学入試という過酷な試練に立ち向かっている同級生や先輩たち…そんなソフトテニスとは関係のないように見えるものも含め、部員たちを取り巻く環境すべてが、粘り強い部員たちを作り、ピンチでも笑顔でいられる部員たちを作っているのだと思うのです。それはまた、逆のことも言えると思います。そういう意味では、みんなが頑張っている和歌山信愛という学校の「優勝」だと私は言いたいのです!
今度は、北海道で行われる夏のインターハイです!部員たちは、休むことなく優勝した次の日からインターハイに向けて練習しています。これから想像もできないぐらいの重圧(プレッシャー)が彼女たちを襲うことでしょう。しかし、信愛のみんながいる。頑張っている信愛生がいるので、きっと乗り越えていけると信じています。
これからもあたたかいご声援を、よろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。
[結果] 優勝🏆【8年ぶり4回目】
2回戦 和歌山信愛 ②—1 済美(愛媛)
3回戦 和歌山信愛 ②—1 とわの森三愛(北海道)
準々決勝 和歌山信愛 ②—0 岡崎城西(愛知)
準決勝 和歌山信愛 ②—0 白鷗大足利(栃木)
決 勝 和歌山信愛 ②—1 須磨学園(兵庫)