成人の日

昨日1/9(月)は成人の日でしたね。私は毎年成人式のニュースを観るたびに、自分の頃を思い出します。

当時、私は大学の部活で弓道をしていて、地元の成人式には参加せず、京都の三十三間堂で行われる大的大会に参加していました。大的大会は、毎年1月中旬に行われ、その年に新成人を迎える男女が60m離れた的に向かって矢を射る伝統行事です。特に女性は晴れ着姿にたすき掛けで競射するため、とても華やかで、毎年多くの観光客が見物に訪れます。大的大会は江戸時代に行われた「通し矢」に因んだ行事で、各藩の弓術家たちが三十三間堂の軒下(約121m)を南から北へ矢を射通し、射通した矢の本数を競い合いました。記録によると紀州藩士(和歌山)の和佐大八郎が1686年に13053本中、8133本成功して天下一になったそうです。ちなみに田辺市立弓道場には、和佐大八郎が実際に使用した弓矢が現在展示されています。

私は寒さと緊張で本番ガチガチで、予選通過ならず、残念な結果となりましたが、家族や部員、友人たちと一緒に成人をお祝いできたことは、一生の思い出です。今年は1月15日(日)に行われます。YouTubeでライブ配信もあるみたいなので、良かったらチェックしてみて下さい。