酒井侑子

先週から急に暑くなりましたね。今年度初めての中間テストも終わり、生徒の皆さんはリフレッシュ期間でしょうか。

近頃、あることがきっかけで、自分の食生活を見直しました。
テレビなどでも「健康志向の高まりを受け、無添加素材の新商品が…」などという文言を耳にすることが多い昨今ですが、わたしはこれまでそんなことはどこ吹く風。食べたいものを食べてこそ楽しい人生じゃないの、とばかりに、朝はマヨネーズたっぷりのサンドイッチ、お昼はコンビニ、大好きなスイーツも存分に食べて夕食の献立も特にこだわりもなく決めていました。
しかしひょんなことから「このままではいかん」と思い立ち、糖分を控え、バランスの良い食事に玄米なども取り入れて2か月。今まで気になっていた様々な体の不調から解放されたではありませんか!なんとなく身体を覆っていた倦怠感、胃腸が弱く度々襲ってくる腹痛その他…が無くなり、まさしく目からうろこ。食の偉大さを思い知ったのでした。

この一件で、凝り固まった考え方を変えるのは自分自身の気付き、発見なのだと改めて分かりました。私の両親は以前から食による健康に関心があり、娘の私にあれやこれやと「あれが身体に悪いから食べるな」とか、「これ、身体にいいからあなたの分も買っといたよ」といった愛情深く(大きなお)世話を焼いてくれました。しかし、好きなものを好きに食べたかった当時の自分には全く響きませんでした。本人が必要と思わなければなかなかそういった言葉には心動かされないものですね。

中間テスト終わりのこの時期、担任するクラスの生徒には懇々と、「テストを振り返って復習することの大切さ」などを話します。
もしかすると、今「必要」と思っていない人には聞き流してしまう話かもしれません。
しかしいつか、わたしが「このままではいかん」と思ったのと同じく、その人自身が「勉強しないと!」と心から思った時にこそ思い出してもらえるかも、と信じて…
今日も愛情込めて大きなお世話な話をしたいと思います。
「中間テストは終わりましたがこの時期はテストの振り返りが大事です。もう一度同じテストを受けたら満点がとれるくらいのテスト直しをして、実力をつけていきましょう!」