この前のわかば祭、企画で先生方の絵画展を行うとのことで、私は『トトロ』を描きました。と言っても、絵心があるわけでもなく、普段からイラストを描く趣味があるわけでもなかったので、頭でトトロのイメージが浮かんでもなかなか思った通りのイラストになりませんでした。確か、1時間ほどiPad相手に格闘してできた作品だったような。
さて、長きにわたって信愛で英語の先生としてご活躍され、2020年の春で教師生活を終えられた岡本等先生をご存じでしょうか。この度岡本先生が 個展を開かれるということで、地元の公民館を訪ねました。訪ねると岡本先生が元気な姿で迎えてくださいました。
信愛在職中から趣味でされていた水彩画を、退職を機に本格的に挑戦されているようで、2年間で30作品ほど描き上げられたそうです。すると、作品の出来が大変素晴らしく、地元の方々の勧めもあり個展を開くことになった、とのことです。
伺うと、使っている道具は小学校で使うような画用紙と絵具と筆のみとのことでしたが、細部にわたって色遣いがとても丁寧で、一瞬写真や実物と見間違えるほどでした。また、近くで見るとその繊細さが伝わる一方で、遠くから見るとグラデーションのような色の変化を味わうことができ、1つの作品で2度楽しめました。そのきめ細かさは、教鞭を執られていたときの指導の丁寧さと変わらないのかもしれません。
家では一日中ずっとキャンパスに向かって過ごしているわけではなく、キャンパスに向かっているときにとても集中するとのことです。生徒の皆さんも、一日中勉学に励むことは簡単なことではありません。ここぞという時は勉学にとても集中して!自分の実力を伸ばせるチャンスです。
岡本先生が「画伯」を目指しているのかどうかはわかりませんが、これからも同じぐらいのペースで作品を作り上げ、また個展を開きたいとのこと。次回個展が開かれる際は、岡本先生にゆかりのある皆さんは、一度足をお運びください。