こんにちは。国語科田川です。
本校では先週の土曜日と本日という日程でプチオープンスクールが実施されました。
今回のオープンスクールではまず学校についての説明会があり、その後に校内見学ツアーという流れでした。
信愛には色々な場所に絵画があったり、ステンドグラスがあったり、ピクトグラムがあったりとアートなスポットが多いので、ツアー中はまるで美術館を歩いている気分になる人もいるのではないでしょうか。
生徒の皆さんにも一つや二つは、お気に入りの場所があるのではないでしょうか。
さて今回は、僕がツアー中に紹介したいけれども、紹介するには微妙なお気に入りアートスポットを紹介します。
それがこちらです。
一見するとなんの変哲もない扉ですね。ですが、反対側を見てみると面白いです。
反対側はこんな感じです!
まだあまり違和感はないですかね。
それではもう一枚!
こんな感じです。
わかりますか?実はこの扉は二階にあるものなんです!!!
なので、もし間違えて扉を開けて一歩出てしまうと、転落してしまう!!!そういう扉なのです。おもしろくないですか???
さて、この危険な扉のどこがアートなのかと不思議に思うかもしれませんが、このような構造物にもアートの世界では名前があるそうです。
「超芸術トマソン」というのがその名前です。かっこいい名前ですね。
どういうものか説明を確認してみましょう。
雑誌『写真時代』における赤瀬川原平の連載を機に広く知られるところとなった概念。トマソンとは、主に都市空間に見られる、不動産と一体化しつつ「無用の長物的物件」となった建築物の一部のことを指す。トマソンの語源は、元プロ野球選手で、読売ジャイアンツに所属したゲーリー・トマソンに由来する。赤瀬川は、美しく保存された無用の長物であるそれら建築物の断片を、四番打者として存在感を誇示しながらチームに貢献することなく終わったゲーリー・トマソンの姿になぞらえた。
(美術手帖HPより引用https://bijutsutecho.com/artwiki/45)
トマソン選手には少しかわいそうな説明ですが、この信愛にある扉もまさに「無用の長物的物件」と言えそうですね。この無用な扉には考えるヒントがたくさん詰まっているように思います。だからとても気に入っています。
皆さんが普段何気なく通っている通学路や家の近くにも「超芸術トマソン」が隠れているかもしれませんよ。
是非探してみてください。
そして、最近気づいたのですが皆さんの教室にも、この「超芸術トマソン」的なモノが隠れているように思います。
さてどこでしょうね~?
それではよい春をお過ごしください。
(建築やアートに詳しい方、説明が間違っていたらすみません。なお本校のトマソン扉は開きませんのでご安心を。)