新着情報でもアップしましたが、本日行われた春高バレーの和歌山県大会決勝におきまして、見事開智高校を下し本校が優勝しました!
セットカウントは3対1ということで圧勝のようなイメージですが、実際にはチーム力は紙一重で、一つ間違えば本校も危なかった試合でした。しかし、ここぞというところで力を発揮し、見事な勝利を収めてくれました
信愛と開智、勝負の行方を決めたのは何でしょうか。
私は信愛が「One Team」になれていたことが勝因ではないかと考えます。「One Team」とは、現在開催中のラグビーワールドカップにおける日本チームのスローガンでした。予選リーグを勝ち上がり、初のベスト8に進んだ快進撃は、ラグビーのルールが分からない方ですら魅了したのではないでしょうか。おそらく個々の力では日本の選手に対して圧倒的な力を差を持つ国が多いと思いますが、日本はそのなかで予選リーグ全勝という快挙を成し遂げたのです。その日本代表の田中史朗選手が、チームが一つになった理由を次のように語っています。「一緒にいる時間が長かったからこそ、常にミーティングをしている状況ではありました。トータルでいうと1年……250日近くずっといたので、その中でお互いが話す機会はありました。家族よりも長い時間、一緒にいましたからね。もう家族のようなもので、それがワンチーム……1つにまとまることができた理由でもあると思います」
信愛では地域協働事業校としての活動で高校1年生は全クラスが混在して一つのグループを作っています。当然、バレー部の生徒たちと同じグループになる生徒もいます。その生徒たちが、今日は一所懸命に同じグループの生徒のことを応援してくれたはずです。いや、そのような生徒たちだけではありません。バレー応援の練習に参加した生徒たち、登下校のときにバレー部の姿を見ている生徒たち、いろいろな生徒たちが今日はバレー部の応援をしました。まさに、信愛が「One Team」になったのだと思います。
今日はバレーボール部の応援でしたが、バスケットボール部も現在全国大会の予選を戦っている最中です。運動部だけではありません。高校3年生は、毎日大学入試に向けての勉強を頑張っています。これからも信愛生には、「One Team」、つまり「一つの心 一つの魂」で頑張って欲しいと思います。