特別展「三国志」に行ってきました!

個人的なお話で恐縮ですが、夏休み中に東京国立博物館で行われている特別展「三国志」に行ってきました!
和歌山では、ここ数日猛暑もかなり和らいできていますが、夏休み中の東京はまさに酷暑! 駅から博物館までの道のりだけで熱中症になるのではないかと心配になります。しかも、早めに並ぼうと思い、9時半開館のところを8時半に着いたのですが、早くも並んでいる方々が! みなさんの三国志にかける情熱が伝わってきます。
待つこと30分、ようやく博物館の係の方が登場です。チケット売り場の準備や行列の整理を始められます。こちらは、ただひたすら指示に従って黙々と待つだけです。
9時20分、行列は敷地内へと誘導されます。1列になったり、4列になったりしてちょっとずつ前進します。日陰のない炎天下で待たされる時間もありました。日陰と日向で体感的には5度くらい温度が違うように思いました。日向にいる間は、わずかな時間でもじりじりと焦げつくようです。
9時27分ごろ、特別展会場の平成館の前に到着です。入口は閉まっていますが、ガラスのドア越しに職員の方がスタンバイされているのが見えます。いよいよか、と期待に胸がふくらみます。
9時30分、ついに入館です。何と、会場には一番乗りすることができました。

一番最初のメイン展示品として目立つのが、青銅製の関羽像です。ぱっと見た感じでは石像?と勘違いしてしまうような質感です。座像なのですが、高さは172センチメートルもあります。立ったら、180センチは優に超える大きさでしょう。等身大の関羽の迫力に、目が釘付けになります。

なお、この特別展の珍しいところは展示品の撮影が可能なことです。普通は劣化等の心配や大人の事情等があり、撮影禁止のところが多いのですが、今回は撮影することができました。カメラを準備していなかったので、スマホで撮影しましたが、やはり迫力が伝わらないですね。

これ以外にも、一級文物、つまり中国における国宝が次から次へと登場し、三国志ファン、考古学ファンの心を魅了します。挙げていくとキリがありませんので、ここでは割愛しますが、相当珍しいものが並んでいます。中でも、三国志最大の英雄である曹操のお墓から出土したものは、往時の曹操の人柄を偲ばせてくれるものでした。

東京国立博物館での展示は、あと3週間、9月16日(月・祝)までとなります。
10月1日(火)からは、場所を九州国立博物館へと変えて、2020年の1月5日(日)まで展示が行われます。三国志ファンなら必見!の特別展「三国志」、ぜひみなさんも見に行かれてはいかがでしょうか。