本校では、本日から3日間、保護者の方に学校にお越しいただき、学期の報告を兼ねた保護者懇談会を行っております。学年によって、教員と保護者の方の二者懇談、教員と生徒と保護者の方の三者懇談とやり方が少々変わっておりますが、保護者の方と大切なお話をさせていただくことに変わりはありません。
さて、これまた遠い昔の自分が生徒だったころのお話をさせてください。私の通っていた学校は京都のカトリックの男子校でした。保護者懇談会というと、年に1回しかなかったように思います。しかも、その記憶があるのが一年分しかありません。保護者懇談のときは生徒は休みだったと思うのですが、その様子を聞いた記憶が1回しかないのです。憶えているのは、私の友人であるカッパ(あだ名)のお母さんと会った、とうちの母親が言っていたことだけです。成績がどうだとか、というような話は何も聞かなかったように思います。
単に記憶力が悪いからとか、年月が経ちすぎているからとか、いろいろ言われそうですが、とにもかくにも私の記憶では1回しかないわけです。私学ですから、公立よりは手厚い教育が行われていたとは思うのですが、随分とあっさりしたものです。
翻ってみると、信愛ではどの学年でも最低2回は懇談が行われます。高校3年生にいたっては、3回になるわけです。私の出身校と比較すると、かなり丁寧な印象を受けます。
せっかく行われる保護者懇談会ですので、保護者の方にも、生徒のみなさんにも、有意義な懇談会にしたいと思っております。ぜひ、忌憚ないご意見をお聞かせください。懇談会でみなさまとお会いできるのを楽しみにしております。