毎日が○○の日  藤原麻衣 

本日は5月28日。中間テストが終わり、ほっと一息。返却されるテストに一喜一憂。修学旅行や研修旅行、遠足にわくわくそわそわ。採点が終わらずあたふた。そんな月曜日です。

さて、昨日5月27日は何の日か、ご存じでしょうか。いろんな日に設定されているのですが、その中でも注目したいのは「百人一首の日」。

平安時代末期から鎌倉時代初期に歌人として確固たる地位を築いた藤原定家が「これこそ!」と選んだ百首の秀歌が百人一首です。

この百人一首がはじめて歴史上に登場するのが5月27日だということから、5月27日が百人一首の日、とされています。(定家の日記『明月記』の5月25日の項に記述があるそうです)

この百人一首に選ばれている和歌にまつわるエピソードなどを、おもしろく時にロマンチックに、親しみやすく描いてくれているものに『うた恋い。』という漫画があります。

また、最近は『ちはやふる』や『3月のライオン』の流行で競技かるたや将棋が脚光を浴びています。十年ほど前には『ヒカルの碁』という漫画がきっかけで、囲碁ブームがありました。『ヘタリア』という漫画で世界史ブームが起きたこともありました。

「興味を持つ」が世界を広げる入り口です。きっかけは漫画でも、アニメでも、小説でも、何でもいいのです。アンテナを広げて、ぜひその「元ネタ」をたどってみて下さい。より深くその作品を知れたり、人生(性格)が変わるきっかけになったりするかもしれません。

余談ですが、私は2年前に遠藤周作の『沈黙』を読んで以来、ゆかりのある長崎に行きたくてたまりません。いわゆる、聖地巡礼というやつです。出不精、旅嫌いの私に「長崎に旅行に行きたい!」と思う日が来るとは…自分自身に驚いています。