仲川 淳三

今は冬ですが夏の話ですみません。

8月に磯でヤドカリを捕まえてきて、家の水槽に入れました。捕まえた時は気づかなかったのですが、よく見ると貝殻にイソギンチャクが3つも付いていました。図鑑で調べたところ、どうも『ソメンヤドカリ』に『ベニヒモイソギンチャク』がくっついているようです。しばらくすると、ヤドカリが水槽内の別の貝殻に引っ越しを始めました。その後なんと!元の殻にくっついていたイソギンチャクを器用にはがして、新しい殻に付け替えているのです!イソギンチャク3つともです。イソギンチャクって岩なんかに引っ付いているとなかなか外れないんですよね。それをツンツンすることによっていとも簡単にはがして移動させています。自然は凄い。生き物ってやっぱり凄い。写真も撮りました↓

移動前

移動中。右が元の殻、左が新しい殻。

移動後

~ウイキペディアより抜粋~

この関係によって、イソギンチャクは移動することができるようになること、付着する基盤がない砂泥底の部分にも進出できるなどの利点がある。ヤドカリの側では、イソギンチャクの刺胞によって、タコ等の天敵の攻撃を避けることができる。つまり、互いに利益がある共生の関係である。