本日6月10日14:00より高校3年生は体育館で保護者会を実施いたしました。
お忙しい中にも関わらず、多くの保護者の皆様に来校いただきましたことを心より御礼申し上げます。
副校長挨拶の後、進路指導部長より受験に向けての大まかな説明と信愛の受験指導の基本方針についての説明があった後、私も高3学年を代表して話をさせていただきました。
あれ??なんだか、昨年もこんなことを書いたような気が…
そうなのです。
諸事情ありまして、わたくし昨年度に引き続き、今年度も高校3年生の担当をしております。
昨年度、一部授業を担当したクラスもあるものの、学年のほとんどの生徒をこの4月まで知らないという状態からのスタートで、まだまだ顔と名前を一致させている日々ではありますが、直近の受験指導の経験と昨年度の反省や悔いを今年度に繋げたいと思い、自分なりに心を込めて話をさせていただきました。
自らの限界に挑む最高学年の真剣勝負はすでに始まっています。
長く苦しい道のりではありますが、全体会の締めである校長先生のお話の中の「全てのことには時がある」という言葉はその場にいた全ての人の胸に突き刺さったたことだと思います。
生徒にとっては、困難と向き合い、全力でチャレンジする時、保護者の皆様にとっては、生徒のチャレンジを支え、生活面を中心にサポートする時、そして私たち教員にとっては、生徒ととことん関わり、温かくも時には厳しく指導しながら導く時、この3つの時ががっちりとかみ合った時、昨年度のような喜びの花が咲くのだと信じています。
生徒の皆は、日々不安に押しつぶされそうかもしれません。確かに勉強したからといって、自分の夢が現実のものになると保障される訳ではありません。しかし、やるべき時にやるべきことをひたむきに続ける、それこそが今求められていることなのでしょう。
昨年の高3生も全てが順風満帆という訳ではありませんでした。しかし、結果を手にすることができず涙を流すことになったとしても、その苦しい期間をしっかり乗り越えた生徒たちは「精神的な強さ」を手にしたように思います。
詭弁だと言われるかもしれませんが、結果だけにこだわるのではなく、一人の人間としての成長を目指しながら、家族、学校とが一丸となりチーム戦、総力戦で受験に挑んでいきましょう。この信愛という場所なら、それができると思っています。