今朝教室の花の手入れをしました。この花は、先週の水曜日に行われた聖母祭の時にクラスのみんなが持ち寄ってくれた花です。
信愛では5月に聖母祭という行事があり、その日マリア様に捧げる花を生徒1人ひとりが家から持って登校します。そして、放課後にはクラスごとに花束を作り、日頃お世話になっている方々へ感謝の気持ちとして花束を届けるのです。
花束を作りながら、何本かをクラスの花瓶に生けました。私の大好きなガーベラをはじめ、カーネーション、カラー、スターチスなど色々な種類がある中で、ひときわ目立っていたのは紫色のシャクヤクでした。
シャクヤクといえば、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と言われるように美人を花に例えた言葉の中に出てくる花も知られています。まっすぐに伸びた茎にしっかりと咲く大輪の花は、女性が背筋を伸ばし凛とした姿で立っている様を思わせるからなのでしょう。また、ヨーロッパでは「5月のバラ」と呼ばれて、芍薬の香水は「ピオニー」という名前で知られているそうです。確かに、匂いを嗅ぐとほのかに甘く爽やかな優しい香りがしました。
その他の花もそれぞれがかわいくきれいで、しばらくの間、教室内を明るく華やかにしてくれています。