早春賦            湯川 絹子

みなさんもうすぐの季節です。
まだかまだかと、開花を心待ちにしています。
春を待ちわびるこの曲ご存知でしょうか?

早春賦
(吉丸一昌作詞、中田章作曲)
春は名のみの 風の寒さや
谷のうぐいす 歌は思えど
時にあらずと 声もたてず
時にあらずと 声もたてず

氷融け去り 葦はつのぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空

春と聞かねば 知らでありしを
聞けばせかるる 胸の思いを
いかにせよと この頃か
いかにせよと この頃か

この曲を作曲した中田章さんは、『夏の思い出』『ちいさい秋みつけた』『雪の降る街を』などで有名な中田喜直さんの父。
中田親子による作品にはモーツァルトやショパンなどの有名なクラシックから影響を受けたと思われています。
この「早春賦」はモーツァルト作曲「春への憧れ」と非常に曲想が似ているそうです。

お会いできる日を楽しみに致しております。