パソコンのメモリーの中に… 平井 拓真

秋になり、高校3年生にとっては、いよいよ大学受験に向けて佳境を迎えます。夏休みもほとんど休みことなく補習に臨み、相当力をつけてきたと思います。まずは、模擬試験などでその力を試すことになるでしょう。目に見える形で自信につながってくれるといいですね。

さて、私はその3年生の数学の授業を担当していて、その課題用に大学入試の過去の問題などを用意しています。そして、ただ単に用意するのではなく、今後の課題に使えるようにと、問題を自分で解くことは当然のことながら、それを文書作成のソフトで模範解答をせっせとタイプしてデータベースとして保存することを、ここ数年続けています。この前、どれだけの数の問題を保存してきたのかを調べてみたら、1000問を越えていました。1問を解いて作成するのに割いた時間のことを考えたらしみじみとなりました。これが自分の仕事であると思えばそれまでですが、それを続けられるのは目の前の生徒がいるからだろうと思います。

生徒たちにとっては、それが目の前の課題や小テストに言い換えることができるのでしょう。一体どれだけの数の問題に臨んだことでしょう。特に高校3年生は受験勉強で壁にぶつかったとき、そのことを思い出してみてはいかがでしょうか。

と、言いながら、今日もこつこつと解いて、データベースに保存する予定です。当面の目標は5000問です。頑張り続けたいと思います。