松井 涼

以前、脳科学の本を読んでいた時に、作り出す表情が与える脳への影響について触れている箇所がありました。内容はというと、口角を上げて笑顔を作り出すと、たとえ気持ちは伴っていなくとも、脳に対してポジティブな効果があったというものです。
また別の科学雑誌では、うつ病の人に対して、眉間にしわが寄らないよう矯正しただけで、症状が和らいだという結果も報告されていました。
いずれも、気持ちは伴っていなくとも、表情を明るくするだけで、気持ちは変わるということを示しているのだと思います。
学年末試験まで2週間を切りました。国公立大学の前期試験も迫ってきています。大きなプレッシャーによって、不安や心配を感じている生徒もいるかもしれません。そんな状況にいるときだからこそ、笑顔を忘れないでほしいです。