先週末に神戸の仁川に教職員研修会に行ってきました。仁川の修道院は信愛の「根」と呼べる場所です。高台にあり、とても紅葉がきれいでした。修道院のシスターが出迎えてくれ、まずは落ち葉拾い。その後の修道院のシスターが心をこめて作ってくれたというとてもおいしい食事をいただきました。食事の後、南山高校校長の西経一神父に研修のお話をいただきました。いつもながら楽しくかつ、深い内容のお話でした。ここで全てをお話することはできませんが、要約すると、カトリック教育とは「よしよし」である、ということです。子供が生まれ、お母さんはその子をだっこして「よしよし」という。そこには何の打算も駆け引きもない。無償の愛。カトリックの教育とはそういうものだ、ということでした。そんな話をきき、私自身、反省する所もありました。私は現在、高校3年生の担任をしています。彼女たちはもうすぐ卒業。卒業する時、生徒それぞれがどんな状況であろうと、「よしよし」と言って卒業させてあげたいと思います。たとえ進路がどうであれ。「君にはこんないい所があるから、そこを伸ばしなさい」と勇気づけられる教師でありたいと思います。