松井 涼先生

前回に引き続き、英語に関する問題でよく誤解されていることを紹介したいと思います。
皆さん、be different from ~ というイディオムはご存じでしょうか。「~とは違った、異なった」という意味を表します。重要イディオムとして取り上げられていることも多いので、生徒もよく知っているイディオムだと思います。問題としては、次のような形式で出されます。

My opinion is different ( ) yours.

正解はもちろんfromなのですが、実は正解はそれだけではありません。皆さんは、他にどんな答えがあるかご存知でしょうか。
辞書によって多少記述は異なりますが、おそらく、皆さんの辞書にはfromと同様に、thanやtoなどの語もdifferentの後ろに用いることが可能としているのではないでしょうか
さらに、thanはアメリカ英語、toはイギリス英語のような踏み込んだ記述をしている辞書もあるかもしれません。このことからthanやtoも正解となりうることがわかります。
昨日の吉田先生のつぶやきにもあったように、教科書や参考書に書いている正解のみを正解として信じてしまうことは、時として危険かもしれません。正解を与えられて満足するだけでなく、時には正解を疑い、そして自分で正解を追い求めてみることはとても大切なことだと思います。
ぜひ皆さんも目の前の正解を一度疑ってみてください。