3月27日(水)午後、みなべ町のHOTEL&RESORTS WAKAYAMA MINABEにて行われた世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」フォーラムに、本学高校1年生「探究基礎」の産業課題に取り組んだ生徒16名が参加させていただきました。
このフォーラムは、本学の「探究基礎」の「産業課題」分野で、高齢化による後継者不足や、梅の消費量の減少など日本一の梅の産地みなべ町が抱える課題を踏まえ、「梅産業を未来に継承していくためには」というテーマで行った今年度の探究活動の成果を発表した最終発表会に参加してくださったみなべ町役場の方や、梅農家の方々が、ぜひ地元の方々にも発表してほしいと企画してくださったものです。
京都産業大学の高橋先生による「梅システムとミツバチ」の講演の後、本学生徒の5班の発表と、和歌山県立神島高等学校の1班が発表させていただきました。
本学の生徒の発表は
1「梅の美容商品」、2「梅のおいしさを知ってもらうために」、3「SNSを使った梅のPR方法」、4「梅の移動屋台企画」、5「梅産業の副業化」
神島高校の発表は
「商品開発プロジェクト『神島屋』の取り組み~地域文化を継承するために~」でした。
なお、今回のフォーラムで生徒たちにとって非常によい体験となったのは、第2部にあたる「高校生発表者との意見交換会」で、フォーラムに参加した地元の方と交流の機会が設定されていたことです。発表班ごとに分かれて、自分たちの内容に関心を示してくださった地域の方々から質問を受けたりしたことで、取り組んでよかったという充実感と、高校生でも誰かのために貢献できるというやりがいを感じることができたようです。
「探究基礎」の授業としてはこれで終わりを迎えますが、形に縛られず、今回をきっかけにしてさらに地域の方々と連携を深めながら、自分たちの活動を継続してくれることを期待しています。