本日高校2年生がSGH「女性の社会進出に関わる諸問題の研究」オンライン発表会をおこないました。昨年の8月に高校2年生の3名の生徒が東京フィールドワークに参加し、そのときに勉強したことを研究活動のなかに取り込んで、12月の最終発表会で披露したのですが、今回のオンライン発表会はその内容を、フィールドワークの受け入れをしてくださった株式会社キャリア・マム様、カルビー株式会社様、株式会社ブリヂストン様、オイシックス・ラ・大地株式会社様に視聴していただくというもので、その他本校の教育活動にご尽力をいただいている皆様にもご参加いただきました。
練習時間も十分とれず、Web上の会議アプリに接続するのも時間がかかってしまったのですが、なんとか無事におこなうことができました。
7つの班が発表を行ったのですが、例えば同じ「待機児童問題」を扱うにしても「学生ベビーシッター」「高齢者による保育支援」「こども園を増やす」などさまざまなアプローチの提案があり、七種七様の発表内容になっていました。
ご参加いただいた皆様からも「高校生の段階でこれだけのことを考えられるのはすばらしい」というご講評をいただくとともに「女性だけが頑張りすぎない世の中に」「お母さんだけの問題にしないことが大切」というご意見もいただきました。
今の世の中の流れは「女性にも働き続けてほしい。ただそれに伴う問題は女性自身で解決してください」となっています。昨今話題になっている「子連れ出勤」はその最たる例だと思います。もちろん女性も頑張らなければいけませんが、それでは共生社会ではなくなってしまいます。男性にも考え方や意識を変えてもらわないと、本当の男女平等社会を作ることができません。
今回実際に子育てと仕事を両立している方々からご意見をいただくことができたからこそ、気付くことができた視点だと思います。
現高校2年生の「女性の社会進出に関わる諸問題の研究」は一旦これで終わりますが、今回学んだことを次の高校2年生に引き継いで、さらに研究活動を充実させてほしいと思います。
お世話になった皆様、本当にありがとうございました。