2月11日(月)神戸ファッションマートにおいて、兵庫県教育委員会、大阪大学、WHO神戸センターの主催で行われた高校生「国際問題を考える日」に参加してきました。
午前中は基調講演として大阪大学の副学長栗本英世先生による「MDGsからSDGsへ『だれひとり取り残さない』持続的開発のための世界的取り組みの目的と課題」と「SDGsの実現に向けて」というテーマで兵庫県の代表高校生によるパネルディスカッション。
午後は全部で100以上ものポスターが貼られた中でのポスターセッションと盛りだくさんの内容でした。
特に栗本先生の基調講演では、2015年9月に国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」として記載された2016年から2030年までの国際目標で、持続可能な世界を実現するために17のゴールと169のターゲットから構成された、途上国だけでなく先進国自身も取り組む普遍的なものである「SDGs」は一見するとすばらしい取り組みであると盲目的に信じてしまいがちだが、「地球上のだれひとりとして取り残さない」という言葉も違う角度から見ることで「SDGs」の課題が見えるという非常に貴重なお話でした。テーマは「SDGs」でしたが、物事を多面的に見ることの大切さを改めて教えていただいたように思います。
12名の生徒を引率しましたが、うち2名が基調講演の内容に対して質問を、昼食時間には全員が他校の生徒と積極的に交流し、自分たちの発表を見に来てほしいと交渉するなど、非常に貪欲に活動する姿が見られました。おかげに2回のポスターセッションも盛況。発表の様子にはまだまだ向上の余地はありましたが、よい学びとなったと思います。