高校1年生のSGHプログラム開始

新年度が始まり、新しい高校1年生もようやく学校生活に慣れてきました。
そんな中4月23日(月)5・6限目のLHRを使って本格的なSGHプログラムを開始する前に、練習を兼ねて簡単なテーマでのブレインストーミングと、そこから生じたアイディアをクラスメートに発表するというプログラムを実施しました。

今年度で信愛のSGHプログラムも4年目、そして今年度の高校1年生は、大学入試改革1期生となる学年ということで改良を加えながらの活動となっています。
今年度の特徴はルーブリックを用いた評価を本格導入したことです。
このプログラムにおける模範的な態度を事前に設定し、生徒たちはその姿勢を目標にしながら取り組むという形式をとりました。

今回は「新入生研修をより充実したものにするにはどのようなプログラムがあるとよいか」「新しいクラスで1人でも多くの友人を作るにはどうしたらよいか」「将来の夢や目標を見つけるためにはどうしたらいいか」などのテーマでブレインストーミングを実施しましたが、信愛に探究学習という文化がかなり根付いてきたこともあり、高入生のクラスも楽しそうに取り組んでいたと思います。

また、発表の方法は「自由」としていましたが、あるクラスでは劇仕立てで発表する班もあり、独創性も感じることができました。

なお、ルーブリック評価は他者からの評価と自己評価の2本立てになっており、その差を踏まえ、次回の活動へどのようにつなげていくかということを意識させるなど「振り返り」を重視したものになっています。

今年度は新入生研修会でSGHの活動について話をする機会もあり、その中で教育改革の目指しているものについて話をすると同時に、これからの社会が求める「主体的に行動する」「多様性の理解」「複数の納得解を導く力」などについて説明していたこともスムーズなSGHプログラムのスタートに繋がっていると思います。

次回はパネルディスカッション。いよいよ高校1年生のプログラムが本格始動しますが、今回の振り返りを踏まえての生徒たちの成長が期待されます。