中間テストも終わり、高校1年生もようやく学校に慣れてきました。
そこで、いよいよ今年度のSGHアソシエイトプログラム「探究基礎」がスタートしました。
このプログラムでは生徒たちが社会課題に関心を持つ糸口として、地域課題にチャレンジすることになっています。
今年度も「地域医療」「地域経済」「地域防災」「産業課題」という4つのテーマを設定し、
連携先の方に来校していただき、まずはパネルディスカッションを行い、最後に課題を提示するという流れで実施しました。
今年度は、
「地域医療」は和歌山県内における医師の偏在問題の解消について
「地域経済」は和歌山中心市街地を舞台にエリアマネジメントの考え方を用いながら、地域経済を活性させる方法と組織作りについて
「地域防災」は災害発生時に、学校を避難所にするという仮定の上で、様々な立場の人のことを考えた避難所の運営の仕方について
「産業課題」は若い世代に向けての梅振興策について 新商品の開発や世界農業遺産の価値の有効利用などを意識して
という内容で、これから課題解決型学習がスタートします。
昨年も担当していただいたパネリストの方々からは、昨年度の1年生は、なかなか面白いアイディアが多かったとお褒めをいただきました。
さて、今年度の高校1年生はどうなるでしょうか?
なお、司会進行をしながら生徒の様子を観察していましたが、今年度の高校1年生からもなかなか積極的な空気が感じられました。
社会課題に対して、誰かがやってくれるではなく、自分たちが…と考える主体性と、他者と協働しながら解決しようというコミュニケーション能力の育成を意識しつつ、常に最善の解を模索するマインドを有した人材へ育っていってほしいと思っております。
このような学習を取り入れて、今年で4年目になりますが、年度を重ねるごとに、このような学習を楽しむ雰囲気が生まれてきているのを感じます。
今後の展開をお楽しみに。